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特集 免疫反応と疾患 免疫学的な治療法
細胞表面抗原を標的とした生物学的製剤
著者: 田中良哉1
所属機関: 1産業医科大学医学部第1内科学
ページ範囲:P.508 - P.513
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◎細胞表面抗原を標的とした生物学的製剤は,細胞障害,細胞間シグナルの制御,細胞内シグナル伝達の制御を介して免疫異常を是正する.
◎共刺激分子,B細胞表面抗原,接着分子を標的とする生物学的製剤による自己免疫疾患の治療開発が進行している.
◎CTLA-4-Ig融合蛋白アバタセプトは関節リウマチに高い臨床効果を発揮する.
◎抗BAFF抗体belimumabは欧米で全身性エリテマトーデスに対して承認された.
◎抗CD20抗体rituximabは欧米で関節リウマチに対して承認されている.
◎細胞表面抗原を標的とした生物学的製剤は,細胞障害,細胞間シグナルの制御,細胞内シグナル伝達の制御を介して免疫異常を是正する.
◎共刺激分子,B細胞表面抗原,接着分子を標的とする生物学的製剤による自己免疫疾患の治療開発が進行している.
◎CTLA-4-Ig融合蛋白アバタセプトは関節リウマチに高い臨床効果を発揮する.
◎抗BAFF抗体belimumabは欧米で全身性エリテマトーデスに対して承認された.
◎抗CD20抗体rituximabは欧米で関節リウマチに対して承認されている.
参考文献
1)Hahn BH:Systemic lupus erythematosus. Fauci A, et al:Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th ed, pp 2724-2735, McGraw-Hill, New York, 2011
2)Lipsky PE:Rheumatoid arthritis. Fauci A, et al:Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th ed, pp 2738-2752, McGraw-Hill, New York, 2011
3)Smolen JS, et al:Treating rheumatoid arthritis to target;Recommendations of an international task force. Ann Rheum Dis 69, 631-637, 2010
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