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連載 こんなときどうする?内科医のためのリハビリテーションセミナー・12
糖尿病・重度肥満
著者: 原田卓1 上月正博2
所属機関: 1東北労災病院リハビリテーション科 2東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻
ページ範囲:P.544 - P.547
文献購入ページに移動〔52歳,男性〕
・現病歴:4年前,糖尿病と診断.経口糖尿病薬内服で加療されていたが,徐々に体重増加.一方,睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)の合併を指摘され,CPAP(continuous positive airway pressure)療法を導入され,近医内科医院に通院していた.昨年8月に仕事を辞めてから自宅で過ごす時間が増え,血糖コントロールの増悪と体重増加が著しく,今回,それらの精査・加療目的に入院となった.
・既往歴
①8年前にうっ血性心不全,拡張型心筋症(dilated cardiomyopathy:DCM),一過性心房細動と診断され,近医循環器内科入院.除細動を受けたが,慢性心房細動に移行.その後も心不全の増悪にて2回入院歴あり.
②2年前から,歩行時の両膝の疼痛が時に出現し,近医整形外科で両側の変形性膝関節症と診断され,減量を勧められていた.
・生活歴:元食品関係の営業職,妻・息子3人との5人暮らし,飲酒習慣;なし,喫煙歴;8年前に禁煙
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