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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻4号

2013年04月発行

特集 エマージェンシーの予兆を察知する―リスクを評価し危機に備える

バイタルサインから緊急性を読みとる

頻呼吸―重症化の最初の徴候

著者: 徳田安春1

所属機関: 1筑波大学水戸地域医療教育センター・水戸協同病院総合診療科

ページ範囲:P.596 - P.599

文献概要

ポイント

◎多くの急性呼吸器疾患や心不全では低酸素血症がなくても頻呼吸を呈する.

◎頻呼吸を伴わない呼吸不全は慢性を考える.

◎脱水のみでは呼吸数は増加しない.

◎Kussmaul呼吸の原因鑑別に呼気の香りが役立つ.

◎パルスオキシメーターでは呼吸数測定の代用にはならない.

参考文献

1)徳田安春:バイタルサインでここまでわかる! OKとNG,カイ書林,2010
2)Van den Velde S, et al:GC-MS analysis of breath odor compounds in liver patients. J Chromatogr B Analyt Technol Biomed Life Sci 875:344-348, 2008
3)Orient J M:Sapira's Art and Science of Bedside Diagnosis, 4th ed, pp 90-114, Lippincott Williams & Wilkins, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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