文献詳細
特集 エマージェンシーの予兆を察知する―リスクを評価し危機に備える
バイタルサインから緊急性を読みとる
文献概要
ポイント
◎迅速で適切な対応が必要な「キケンな低血圧」とそうでない「低血圧」の病態を区別する.
◎血圧だけをみるのではなく,個々のバイタルサイン(脈拍,呼吸数,尿量,体温など)を統合して考える.
◎危険な低血圧の代表はショックであるが,ショックは病態生理学的概念であり,患者本人が訴える症状ではない.
◎ショックを疑うべき臨床症状,徴候を理解し,患者の全身状態を評価する.
◎一過性の低血圧をきたす失神発作のなかに隠れている,危険な心原性失神を見逃さない.
◎迅速で適切な対応が必要な「キケンな低血圧」とそうでない「低血圧」の病態を区別する.
◎血圧だけをみるのではなく,個々のバイタルサイン(脈拍,呼吸数,尿量,体温など)を統合して考える.
◎危険な低血圧の代表はショックであるが,ショックは病態生理学的概念であり,患者本人が訴える症状ではない.
◎ショックを疑うべき臨床症状,徴候を理解し,患者の全身状態を評価する.
◎一過性の低血圧をきたす失神発作のなかに隠れている,危険な心原性失神を見逃さない.
参考文献
1)東 光久:ショック,徳田安春(監修):ジェネラリスト診療が上手になる本,pp 25-34,カイ書林,2011
2)東 光久:失神,徳田安春(監修):ジェネラリスト診療が上手になる本,pp 45-52,カイ書林,2011
3)重森保人:Dr宮城の教育回診実況中継―ホンモノの診察技法と疾患を劇的に絞り込む思考プロセス,羊土社,2006
掲載誌情報