文献詳細
文献概要
特集 エマージェンシーの予兆を察知する―リスクを評価し危機に備える 予期しない検査異常(パニック値)に対応する
血球減少―白血球減少,貧血,血小板減少
著者: 岡田定1
所属機関: 1聖路加国際病院血液内科
ページ範囲:P.658 - P.661
文献購入ページに移動ポイント
◎好中球減少<500/μLがあれば,容易に重症感染症に陥る.発熱があればすぐに血液培養をして広域抗菌薬を開始しよう.
◎貧血は,重症度よりも進行速度が緊急性を決める.緊急性の判断には貧血の原因疾患の診断も欠かせない.
◎血小板減少は,減少の進行速度,重症度,原因疾患と合併症によって,緊急性を判断する.
◎好中球減少<500/μLがあれば,容易に重症感染症に陥る.発熱があればすぐに血液培養をして広域抗菌薬を開始しよう.
◎貧血は,重症度よりも進行速度が緊急性を決める.緊急性の判断には貧血の原因疾患の診断も欠かせない.
◎血小板減少は,減少の進行速度,重症度,原因疾患と合併症によって,緊急性を判断する.
参考文献
1)日本血液学会(編):血液専門医テキスト,南江堂,2011
2)岡田 定:誰も教えてくれなかった血算の読み方・考え方,医学書院,2011
3)岡田 定:貧血の外来管理:どのような場合に入院を要するか.血液内科64:657-661,2012
掲載誌情報