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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻4号

2013年04月発行

特集 エマージェンシーの予兆を察知する―リスクを評価し危機に備える

疾患名に潜むリスクを評価する

市中肺炎

著者: 岡晶子1 柳秀高1

所属機関: 1東海大学総合内科

ページ範囲:P.680 - P.685

文献概要

ポイント

◎PSI,A-DROPシステムなどの市中肺炎の重症度判定について知っておこう.

◎肺炎球菌性肺炎では,通常ペニシリンかアンピシリンが第一選択になる.

◎肺炎の合併症として敗血症,ARDS,膿胸などは抗菌薬のほかに治療的介入が必要なので適切に対処する.

◎肺炎様のプレゼンテーションでありながら肺炎でない疾患としてCOPD,肺結核,悪性腫瘍(特に肺胞上皮癌),好酸球性肺炎,急性間質性肺炎,薬剤性肺障害などが挙げられるので,特徴を把握しておく.

参考文献

1)Colice GL, et al:Medical and surgical treatment of parapneumonic effusions;An evidence-based guideline. Chest 18:1158-1171, 2000
2)Dellinger RP, et al:Surviving sepsis campaign;International guidelines for management of severe sepsis and septic shock:2012. Crit Care Med 41:580-637, 2013
3)The ARDS Difinition Task Force;Acute respiratory distress syndrome;The Berlin Definition. JAMA 307:2526-2533, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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