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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻5号

2013年05月発行

文献概要

特集 胃食道逆流症(GERD)―“胸やけ”を診療する 食道外症状

GERDと歯牙酸蝕

著者: 関根浄治1

所属機関: 1島根大学医学部歯科口腔外科学講座

ページ範囲:P.810 - P.813

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ポイント

◎GERD罹患者のすべてに歯牙酸蝕が合併するわけではない.

◎GERD罹患者では唾液分泌量の低下と嚥下機能の低下を伴うことが多い.

◎GERD罹患者に対する食道外症状の精査として,専門医への対診を推奨する.

◎歯科医師・口腔外科医による口腔乾燥症状の評価と治療,嚥下リハビリテーション,専門的口腔ケアが,原疾患の治療と並行して必要である.

参考文献

1)Vakil N, et al:The Montreal definition and classification of gastroesophageal reflux disease;A global evidence-based consensus. Am J Gastroenterol 101:1900-1920, 2006
2)菅野建太郎,他;日本消化器病学会(編):胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン,pp111-112,南江堂,2009
3)関根浄治:GERDは歯科疾患の原因となり得るか? 治療92:481-485, 2010
4)Yoshikawa H, et al:Oral symptons including dental erosion in gastroesophageal reflux disease are associated with decreased salivary flow volume and swallowing function. J gastroenterol 47:412-420, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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