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特集 胃食道逆流症(GERD)―“胸やけ”を診療する 鑑別が必要な疾患
好酸球性食道炎
著者: 古田賢司1 木下芳一1
所属機関: 1島根大学医学部第2内科
ページ範囲:P.816 - P.820
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◎成人において最も多くみられる症状は嚥下困難で,次いで胸やけがみられる.
◎内視鏡像としては,縦走する溝状裂孔,白色の点状浸出物の付着,輪状の狭窄が特徴.
◎内視鏡像が正常とみえる症例が30~40%程度存在する.
◎内視鏡下で食道粘膜の生検を行うと高倍率視野で1視野あたり15~25個以上の上皮内好酸球を認めるのが特徴.
◎厳密にいえば,PPIでは改善がみられずステロイドが著効する.
◎成人において最も多くみられる症状は嚥下困難で,次いで胸やけがみられる.
◎内視鏡像としては,縦走する溝状裂孔,白色の点状浸出物の付着,輪状の狭窄が特徴.
◎内視鏡像が正常とみえる症例が30~40%程度存在する.
◎内視鏡下で食道粘膜の生検を行うと高倍率視野で1視野あたり15~25個以上の上皮内好酸球を認めるのが特徴.
◎厳密にいえば,PPIでは改善がみられずステロイドが著効する.
参考文献
1)Liacouras CA, et al:Eosinophilic esophagitis;Updated consensus recommendations for children and adults. J Allergy Clin Immunol 128:3-20, 2011
2)木下芳一:厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業:好酸球性食道炎/好酸球性胃腸炎の疾患概念確立と治療指針作成のための臨床研究.平成21年度総括・分担研究報告書,2011
3)木下芳一,他:好酸球性食道炎の診断と治療.Gastroenterol Endosc 53:3-15, 2011
4)Fujishiro H, et al:Eosinophilic esophagitis investigated by upper gastrointestinal endoscopy in Japanese patients. J Gastroenterol 46:1142-1144, 2011
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