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特集 胃食道逆流症(GERD)―“胸やけ”を診療する 鑑別が必要な疾患
食道アカラシア/びまん性食道痙攣/ナットクラッカー食道
著者: 星野真人1 小村伸朗1 柏木秀幸1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学外科学講座・消化管外科
ページ範囲:P.821 - P.823
文献購入ページに移動◎病歴と問診によって,アカラシアを鑑別診断として念頭に置くことが重要.
◎つかえ感や胸痛を主訴とした患者が来院した場合,食道造影検査を行う.
◎精神的要因と結論づけられ,一次性食道運動機能障害の診断に至らないケースがある.
◎一次性食道運動機能障害(アカラシア,びまん性食道痙攣,ナットクラッカー食道など)の最終的な確定診断には食道内圧検査が必要である.
◎近年,食道運動機能障害の評価に対しHigh-resolution manometry(HRM)が欧米を中心に普及し始めている.
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