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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻5号

2013年05月発行

文献概要

特集 胃食道逆流症(GERD)―“胸やけ”を診療する 注目すべき背景疾患

GERDとメタボリックシンドローム(NASH・糖尿病)

著者: 佐々木悠1 阿部靖彦1 上野義之1

所属機関: 1山形大学医学部内科学第二(消化器内科学)講座

ページ範囲:P.832 - P.835

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ポイント

◎GERDは,腹部肥満やメタボリックシンドロームと関連し,日本において増加傾向にある.

◎内臓脂肪蓄積による腹圧上昇,酸逆流増大,酸感受性の亢進などがGERDと肥満の病態にかかわっている.

◎メタボリックシンドロームでみられるアディポサイトカイン分泌異常とGERDとの関連性が示唆される.

◎肥満治療でGERDが改善することがある.

参考文献

1)Lagergren J:Influence of obesity on the risk of esophageal disorders. Nat Rev Gastroenterol Hepatol 8:340-347, 2011
2)Goh KL:Gastroesophageal reflux disease in Asia;A historical perspective and present challenges. J Gastroenterol Hepatol 26:2-10, 2011
3)渡 二郎,三輪洋人:3 肥満と関係のある消化器疾患 1)肥満と食道・胃疾患,日本消化器病学会(編):肥満と消化器疾患,pp109-118,金原出版,2010
4)鈴木秀和,他:メタボリックシンドロームと胃食道逆流症.G. I. Research 18:3-7, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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