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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻6号

2013年06月発行

文献概要

特集 最新の動脈硬化診療―どう診断し,どう治療するか? 予防と治療の進め方

高トリグリセライド(TG)血症の治療

著者: 衛藤雅昭12 服部由香12 斉藤美恵子12

所属機関: 1奥羽大学薬学部疾患薬理学 2奥羽大学附属病院内科

ページ範囲:P.1035 - P.1039

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ポイント

◎高TG血症が独立した動脈硬化危険因子であることを認識する.

◎高TG血症の基盤をなすレムナントが動脈硬化を惹起する.

◎特に糖尿病,肥満,腎不全における高TG血症の是正は重要である.

◎フィブラート系薬剤が高TG血症に対して最も効果的な薬剤である.

◎エゼチミブはTGを17%,レムナントコレステロールを39%低下させる.

参考文献

1)Saito M, et al:Effectiveness and safety of ezetimibe monotherapy in hyperlipidemic patients-Ezetimibe reduces plasma remnant cholesterol. Jpn Pharmacol Ther 36:411-416, 2008
2)斉藤美恵子,他:複合型高脂血症(LDL高値+中性脂肪値)患者に対するエゼチミブとベザフィブラートの併用療法の有効性,安全性に関する検討.薬理と治療37:821-827, 2009
3)衛藤雅昭,他:家族制Ⅲ型高脂血症,先天代謝異常症候群(第2版).pp 79-82,日本臨牀社,2012
4)斉藤美恵子,他:ビルダグリプチンは2型糖尿病患者の食後中性脂肪,レムナントコレステロールおよび血圧を低下させる.薬理と治療39:805-811, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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