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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻6号

2013年06月発行

文献概要

特集 最新の動脈硬化診療―どう診断し,どう治療するか? 予防と治療の進め方

LDLアフェレーシス

著者: 川尻剛照1 多田隼人1 山岸正和1

所属機関: 1金沢大学医薬保健研究域医学系臓器機能制御学・循環器内科

ページ範囲:P.1072 - P.1075

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ポイント

◎LDLアフェレーシスは,現在最強のコレステロール低下療法である.

◎その主な適応は,家族性高コレステロール血症などの難治性高コレステロール血症と閉塞性動脈硬化症である.

◎LDLアフェレーシスによる積極的コレステロール低下療法により,心血管イベント減少効果が期待できる.

◎LDLアフェレーシスによりアポB含有リポ蛋白以外の物質も除去され,虚血症状改善に貢献する可能性がある.

参考文献

1)日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版.日本動脈硬化学会,2012
2)Kawashiri MA, et al:Efficacy and safety of coadministration of rosuvastatin, ezetimibe, and colestimide in heterozygous familial hypercholesterolemia. Am J Cardiol 109:364-369, 2012
3)Mabuchi H, et al:Long-term efficacy of low-density lipoprotein apheresis on coronary heart disease in familial hypercholesterolemia. Hokuriku-FH-LDL-Apheresis Study Group. Am J Cardiol 82:1489-1495, 1998
4)Matsuzaki M, et al:Intravascular ultrasound evaluation of coronary plaque regression by low density lipoprotein-apheresis in familial hypercholesterolemia;The Low Density Lipoprotein-Apheresis Coronary Morphology and Reserve Trial(LACMART). J Am Coll Cardiol 40:220-227, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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