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連載 実は日本生まれの発見・6
ジルチアゼム
著者: 村川裕二1
所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院
ページ範囲:P.933 - P.933
文献購入ページに移動 富士山に登るつもりだったのに「高尾山に着いた」ということはない.中央線快速に乗ってでかけたのだから,高尾山を目指したのだ.下りが徒歩かゴンドラかは別にしても,登った山は登りたかった山である.
薬づくりの面白いのは,高尾山に向かって歩き出したのに,筑波山に登ってしまうこと.途中で,景色が変わったことに気付く.あえて立ち止まらない.「こっちでもいいか」と,目の前の山に登るのである.
薬づくりの面白いのは,高尾山に向かって歩き出したのに,筑波山に登ってしまうこと.途中で,景色が変わったことに気付く.あえて立ち止まらない.「こっちでもいいか」と,目の前の山に登るのである.
参考文献
1)阿部久二,他:塩酸ジルチアゼムの開発研究.薬学雑誌108:716-732, 1988
2)The effect of diltiazem on mortality and reinfarction after myocardial infarction. The Multicenter Diltiazem Postinfarction Trial Research Group. N Engl J Med 319:385-392, 1988
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