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特集 “実践的”抗菌薬の使い方―その本質を理解する 総論:薬剤同士の“同じ部分=類似性”をまとめてその特徴を理解する 【抗菌薬の構造でまとめる】
アミノグリコシド系薬
著者: 矢野晴美1
所属機関: 1自治医科大学感染症科
ページ範囲:P.1189 - P.1191
文献購入ページに移動◎最低限知っておいてほしいアミノグリコシド系薬には,ゲンタマイシン,トブラマイシン,アミカシンがある.
◎緑膿菌を含むグラム陰性菌を主にカバーする抗菌薬である.
◎濃度依存性抗菌薬である.
◎治療域と中毒域が近いため,血中濃度を測定しながら投与する.
◎感染性心内膜炎の治療では,βラクタム系薬と併用する適応がある.
◎肺への組織移行性は低く,髄膜移行性はない.
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