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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻7号

2013年07月発行

特集 “実践的”抗菌薬の使い方―その本質を理解する

各論:薬剤同士の“違い=個別性”を理解して実践的な使い分けを習得する

ペニシリンGとアンピシリン

著者: 土井朝子1

所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院総合診療科

ページ範囲:P.1200 - P.1203

文献概要

ポイント

◎ペニシリンが使用できる疾患であればペニシリンG,アンピシリンを積極的に使用する.

◎ペニシリンに感受性がある場合はde-escalationを積極的に行う.

◎時間依存性の薬剤であるため,しっかり必要回数を投与し,また持続投与を検討してもよい.

◎ペニシリンに対するアレルギーは,それが本物かしっかり確認する.

参考文献

1)CLSI, M100-S22
2)Eagle H, et al:Performance standards for antimicrobial susceptibility testing;twenty-second informational supplement. NEJM 248:481-488, 1953
3)Jane WA, et al:Stability of benzylpenicillin during continuous home intravenous therapy. J Antimicrob Chemorther 53:675-677, 2004
4)Bryan CS, et al:Penicillin dosing for pneumococcal pneumonia. Chest 112:1657-1664, 1997
5)Geddes AM:Benzylpenicillin(penicillin G), Grayson ML(ed):Kucer's The Use of Antibiotics, 6th ed, pp 5-58, ASM Press, Washington DC, 2010
6)Geddes AM:Ampicillin, amoxicillin and other ampicillin-like penicillin, Grayson ML(ed):Kucer's The Use of Antibiotics, 6th ed, pp 65-92, ASM Press, Washington DC, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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