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特集 “実践的”抗菌薬の使い方―その本質を理解する 各論:薬剤同士の“違い=個別性”を理解して実践的な使い分けを習得する
シプロフロキサシンとレボフロキサシンとモキシフロキサシン
著者: 岸田直樹1
所属機関: 1手稲渓仁会病院総合内科・感染症科
ページ範囲:P.1226 - P.1230
文献購入ページに移動◎キノロン系抗菌薬はたくさんあるが,その特徴(特にスペクトラム)から,覚えるべきものは3つしかない.
◎どれもバイオアベイラビリティがよく,内服抗菌薬として使用する場合に活躍することが多い.
◎重症感染症のシメにも使えることがあるが,あくまでもシメというスタンスがよい.
◎抗緑膿菌作用をもった数少ない内服抗菌薬であることを忘れないようにする.
◎βラクタムアレルギーがある場合には良い適応となることが多い.
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