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特集 “実践的”抗菌薬の使い方―その本質を理解する 各論:薬剤同士の“違い=個別性”を理解して実践的な使い分けを習得する
バンコマイシンとテイコプラニン
著者: 上原由紀12
所属機関: 1順天堂大学医学部感染制御科学 2順天堂大学医学部総合診療科
ページ範囲:P.1236 - P.1239
文献購入ページに移動◎現在でもバンコマイシンは薬剤耐性グラム陽性菌の標準的治療薬である.
◎バンコマイシンはトラフ濃度を測定し,目標濃度を十分に保つ必要がある.
◎テイコプラニンはバンコマイシンに比較し副作用が少なく使用しやすい薬剤であるが,臨床効果がバンコマイシンに勝るという報告はない.
◎腸球菌に対してテイコプラニンを使用する場面は,現在はほとんどない.
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