文献詳細
特集 “実践的”抗菌薬の使い方―その本質を理解する
各論:薬剤同士の“違い=個別性”を理解して実践的な使い分けを習得する
文献概要
ポイント
◎ST合剤は現在でも尿路感染や各種の耐性菌による感染症の治療に使用できる.
◎MRSAによる軟部組織,骨髄炎の治療に使用できるが,菌血症には用いないこと.
◎投与量は疾患や腎機能によって推奨が異なるので,安易に投与量を決定してはならない.
◎βラクタム薬より副作用が問題になりやすいので,長期に使う場合は電解質や血算のチェックが必須である.
◎ST合剤は現在でも尿路感染や各種の耐性菌による感染症の治療に使用できる.
◎MRSAによる軟部組織,骨髄炎の治療に使用できるが,菌血症には用いないこと.
◎投与量は疾患や腎機能によって推奨が異なるので,安易に投与量を決定してはならない.
◎βラクタム薬より副作用が問題になりやすいので,長期に使う場合は電解質や血算のチェックが必須である.
参考文献
;Changing spectrum of a serious bacterial pathogen in patients with cancer. Clin Infect Dis 45:1602-1609, 2007
infections in adults and children. Clin Infect Dis 52:e18-55, 2011
3)相野田祐介:ニューモシスチス肺炎,大曲貴夫(編):免疫不全者の呼吸器感染症,pp 241-245,南山堂,2011
4)Masters PA, et al:Trimethoprim-sulfamethoxazole revisited. Arch Intern Med 163:402-410, 2003
掲載誌情報