文献詳細
連載 実は日本生まれの発見・7
ANP,BNP―日本が誇る世界をリードしてきたテーマ
著者: 水野雄二12
所属機関: 1熊本加齢医学研究所 2熊本機能病院循環器内科
ページ範囲:P.1131 - P.1131
文献概要
これらのナトリウム利尿ペプチドの研究は,日本の偉大な研究者達が一丸となって世界をリードしてきたといえるであろう.その歴史をたどると1981年にde Boldにより,心臓に利尿作用のある顆粒が存在することが報告されていたが,その分子構造(ANP)を明らかにしたのが松尾壽之先生,寒川賢治先生(当時宮崎医科大学生化学研究室)であった.後に,お二人らは,BNPやCNP(C型ナトリウム利尿ペプチド)の構造も解明されている.
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