文献詳細
文献概要
連載 神経診察の思考プロセス 一般内科外来のカルテから・4
変動する反応
著者: 大生定義1
所属機関: 1立教大学
ページ範囲:P.1290 - P.1293
文献購入ページに移動症例:長野健史(仮名),46歳男性
体調が悪そうだと同僚が心配し,午前11時過ぎに付き添われて来院.配送業で朝が早い.アルコール多飲以外は健康上の問題はないという.2連休の後の勤務で,午前4時から通常の仕事に来ていた.1時間半はデスクワークをし,6時頃から冷蔵庫の中に10分ほど入り,品物の仕分けをしていたが,ふらふらしだした.いつもは調子が悪いとすぐに周囲に相談するのだが,今日はそのようなことがなかった.家族とは別居状態とのことであるが,様子がおかしくなったので,会社から家族に連絡をとっているところだという.問診票の診察前の血圧123/80mmHg,脈拍65回/分 整,体温35.6℃.
体調が悪そうだと同僚が心配し,午前11時過ぎに付き添われて来院.配送業で朝が早い.アルコール多飲以外は健康上の問題はないという.2連休の後の勤務で,午前4時から通常の仕事に来ていた.1時間半はデスクワークをし,6時頃から冷蔵庫の中に10分ほど入り,品物の仕分けをしていたが,ふらふらしだした.いつもは調子が悪いとすぐに周囲に相談するのだが,今日はそのようなことがなかった.家族とは別居状態とのことであるが,様子がおかしくなったので,会社から家族に連絡をとっているところだという.問診票の診察前の血圧123/80mmHg,脈拍65回/分 整,体温35.6℃.
参考文献
1)Ikeda M, et al:Using vital signs to diagnose impaired consciousness;Cross sectional observational study. BMJ 325:800, 2002
(タダラフィル)により重篤な低血糖症を来たした一例.糖尿病54:906,2011
3)太田富雄(監訳):プラムとポスナーの昏迷と昏睡,MEDSi,2010
掲載誌情報