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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻8号

2013年08月発行

文献概要

特集 今日から役立つ高血圧診療のノウハウ 二次性高血圧をどうスクリーニングするか?

原発性アルドステロン症の診断と治療―診療ガイドラインと注意点

著者: 成瀬光栄1 難波多挙1 立木美香1

所属機関: 1国立病院機構京都医療センター内分泌代謝科

ページ範囲:P.1367 - P.1370

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ポイント

◎原発性アルドステロン症は高血圧における頻度が高く,治癒可能な高血圧の代表疾患である.

◎診断の遅れは治療抵抗性の原因となり,重要な標的臓器障害を合併することから,適切な診断と治療が必要である.

◎診療ガイドラインに準拠して,アルドステロンとレニン比(ARR)でスクリーニング後,機能確認検査,CTおよび副腎静脈サンプリングによる病型・局在診断で診断する.

◎一側性では副腎摘出術,両側性ではアルドステロン拮抗薬などの薬物治療を行う.

参考文献

1)Funder JW, et al:Case Detection, Diagnosis, and Treatment of Patients with Primary Aldosteronism;An Endocrine Society Clinical Practice Guideline. J Clin Endocrinol Metab 93:3266-3281, 2008
2)Ogihara T, et al:The Japanese Society of Hypertension Guidelines for the Management of Hypertension(JSH 2009). Hypertens Res 32:3-107, 2009
3)Nishikawa T, et al:Guidelines for the diagnosis and treatment of primary aldosteronism--the Japan Endocrine Society 2009. Endocr J 58:711-721, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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