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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻8号

2013年08月発行

文献概要

特集 今日から役立つ高血圧診療のノウハウ 降圧治療のノウハウ

併用療法の手順

著者: 佐藤伸之1 長谷部直幸1

所属機関: 1旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経病態内科学分野

ページ範囲:P.1423 - P.1427

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ポイント

◎降圧薬併用療法としては,ARBを基礎薬として利尿薬もしくはCa拮抗薬(CCB)を併用する組み合わせが,最もよく用いられている.

◎CCBと利尿薬の組み合わせも,脳卒中の多い日本人に有用であるとのエビデンスが出されている.

◎β遮断薬と利尿薬の組み合わせは,代謝面の副作用が懸念されることから,今後のガイドラインでは改変される可能性がある.

◎3剤併用の場合はARB,CCB,利尿薬の組み合わせが最も用いられる.

参考文献

1)木村玄次郎:降圧薬併用療法.Current Therapy 30:52-57, 2012
2)檜垣實男:高血圧治療における併用療法―理想の組み合わせと合剤の位置づけ,フジメディカル出版,2012
3)Sato N, et al:Combination of Antihypertensive therapy in the elderly, Multicenter Investigation(CAMUI)Trial:Results after 1 year. J Hypertens 31:1245-1255, 2013.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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