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特集 今日から役立つ高血圧診療のノウハウ 合併症を有する高血圧への対応―何を使ってどこまで下げるか?
慢性腎臓病(CKD)
著者: 柏原直樹1 桑原篤憲1 藤本壮八1
所属機関: 1川崎医科大学腎臓・高血圧内科
ページ範囲:P.1445 - P.1449
文献購入ページに移動◎慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)では,降圧療法が腎障害の進展抑制,心血管病合併抑制において重要な役割を果たす.
◎診察室血圧130/80mmHg以下を目標として,家庭血圧も含めた安定した降圧達成が重要である.
◎糖尿病あるいは蛋白尿を呈するCKD患者では,RAS阻害薬が第一選択薬となる.
◎RAS阻害薬単独で十分な効果が得られない場合は,少量利尿薬あるいはCa拮抗薬の併用を行う.
◎CKDでは原疾患と患者背景を考慮した降圧薬の選択,降圧目標設定など,個別化医療の実践が求められる.
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