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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻9号

2013年09月発行

特集 内科医のためのクリニカル・パール2

救急 〔心にのこる症例〕

知らないと超難問,一度聞いておけば絶対に忘れない症例―キーワードは意識障害+高体温+頻脈+発汗

著者: 岩田充永1

所属機関: 1藤田保健衛生大学救急総合内科

ページ範囲:P.1534 - P.1538

文献概要

 救急外来では,まったく診断がつかなくて困ってしまうような事態に頻繁に遭遇するが,こんな時に,その場の誰かが「これって,○○じゃ…」と呟いた瞬間に霧が晴れるように診断が確定してしまうような場合も少なくない.

 本稿では,「意識障害+高体温+頻脈+発汗」というキーワードで心にのこった症例を紹介する(どの疾患も受診者20,000~40,000人/年,救急車6,000~7,000台/年という規模の救急外来で数年に一度は経験するものである).

参考文献

1)Burch HB, Wartofsky L:Life-threatening thyrotoxicosis. Thyroid storm. Endocrinol Metab Clin North Am 22:263-277, 1993
2)Boyer EW, Shannon M:The serotonin syndrome. N Engl J Med 352:1112-1120, 2005
3)Dunkley EJ, et al:The Hunter Serotonin Toxicity Criteria;Simple and accurate diagnostic decision rules for serotonin toxicity. QJM 96:635-642, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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