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特集 内科医のためのクリニカル・パール2 循環器
不整脈のクリニカル・パール
著者: 村川裕二1
所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院内科
ページ範囲:P.1606 - P.1609
文献購入ページに移動心筋梗塞後に心室期外収縮(PVC)や非持続性心室頻拍(nsVT)が多いと予後が悪いという観察に基づいて,CAST study1)が計画された.「陳旧性心筋梗塞のPVCやnsVTを薬物治療で減らすと予後が良くなる」という仮説の検証が目的であった.エンドポイントは心臓死あるいは心停止からの蘇生である.平均年齢61歳の1,498例を対象に,エンカイニド,フレカイニドのいずれかによってPVCが80%以上,nsVTが90%以上減少できた症例のみを選んで試験が行われている.
結果として不整脈死は実薬群43例,プラセボ群16例(
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