文献詳細
特集 内科医のためのクリニカル・パール2
消化器・肝胆膵
文献概要
突発発症の激しい腹痛では病歴が重要.激痛直後の硬便排泄と,それに続く下痢・血便があれば虚血性腸炎を疑え
消化器診療において,腹部の激痛に続いて発症した下痢と血便のために受診する患者は稀ではない.このような患者のなかには,虚血性腸炎が潜んでいるので,それを見逃してはならない.虚血性腸炎は,病歴だけでほぼ診断できて,教科書には詳述されていないが,臨床の現場ではよく診るコモンな消化器疾患である.
消化器診療において,腹部の激痛に続いて発症した下痢と血便のために受診する患者は稀ではない.このような患者のなかには,虚血性腸炎が潜んでいるので,それを見逃してはならない.虚血性腸炎は,病歴だけでほぼ診断できて,教科書には詳述されていないが,臨床の現場ではよく診るコモンな消化器疾患である.
参考文献
1)井出広幸,内藤 宏(監訳):ACP内科医のための「こころの診かた」―ここから始める! あなたの心療,丸善,2009
2)井出広幸:あなたならできる! 装備ゼロから始める「こころの診かた」,http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/series/ide/201207/525680.html
3)井出広幸:Medically unexplained symptoms(MUS).杉山直也,他(編):プライマリ・ケア医による自殺予防と危機管理─あなたの患者を守るために,pp 66-73,南山堂,2010
掲載誌情報