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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻9号

2013年09月発行

文献概要

連載 Step up腹痛診察・1【新連載】

55歳女性 間欠的な腹痛,便秘

著者: 小林健二1

所属機関: 1聖路加国際病院附属クリニック聖路加メディローカス一般内科

ページ範囲:P.1664 - P.1667

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[主訴]間欠的な腹痛,便秘

[現病歴]来院7カ月前より,明け方に腹痛を自覚し覚醒するようになった.痛みの性状は張るような痛みで20~30分間持続した.臍周囲から下腹部にかけて痛み,排便により痛みは軽減した.痛みの部位が移動することはなかった.痛みは自然に軽快したため医療機関を受診することはなかった.

10年前から便秘気味のため市販の便秘薬を服用していた.2年前に便潜血陽性の精査目的で大腸内視鏡検査を受け,大腸メラノーシスを認めたのみであった.

半年間で3kgの体重減少を認めた.経過中に食欲低下,発熱,嘔気・嘔吐はなかった.

参考文献

1.Millham FH:Acute abdominal pain. Feldman M:Sleisenger and Fordtran's Gastrointestinal and Liver Disease, 9th ed, pp 151-162, Saunders, Philadelphia, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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