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文献詳細

雑誌文献

medicina50巻9号

2013年09月発行

文献概要

連載 神経診察の思考プロセス 一般内科外来のカルテから・6

ろれつがうまく回らない

著者: 大生定義1

所属機関: 1立教大学

ページ範囲:P.1668 - P.1671

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症例:高岡 靖(仮名)46歳男性

生来健康で職場の健診で異常を指摘されたことはない.酒は付き合い程度でタバコは吸わない.1年前から飲みこむ時に,違和感があった.総合病院の耳鼻科に受診し,のどの内視鏡検査や頸部MRIでも異常はないと言われたという.大学の非常勤講師をしていて,週に3回ぐらい2時間の授業をしているが,半年くらい前から,授業の初めの部分はそうでもないが,途中からろれつが回りにくい,言葉がもつれることに気がついた.改善せず,少しずつ悪くなるようなので,受診した.

問診票の診察前の血圧118/75mmHg,脈拍70回/分 整,体温35.4℃.

参考文献

1)片多史明:嚥下困難,大生定義(編):すべての内科医が知っておきたい神経疾患の診かた―考え方とその対応,pp45-49,羊土社,2013
2)高橋伸佳:言葉のもつれ,大生定義(編):すべての内科医が知っておきたい神経疾患の診かた―考え方とその対応,pp50-53,羊土社,2013
3)岩田 誠:神経症候学を学ぶ人のために,医学書院,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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