icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina51巻1号

2014年01月発行

文献概要

特集 消化器薬―新時代の治療指針 消化管疾患

潰瘍性大腸炎

著者: 仲瀬裕志1 本澤有介1 吉野琢哉1

所属機関: 1京都大学医学部附属病院内視鏡部

ページ範囲:P.44 - P.48

文献購入ページに移動
ポイント

◎潰瘍性大腸炎の治療は,厚生労働省研究班により報告されている治療指針にしたがって,重症度,罹患部位別に治療を行うべきである.

◎潰瘍性大腸炎の基本治療は5-ASA製剤である.

◎ステロイド剤は寛解導入のための治療薬であり,漫然と使用しない.使用量を減らす工夫を!

◎白血球除去療法は,比較的安全な治療法である.

◎難治症例に対するタクロリムス,生物学的製剤など治療のオプションは増えている.しかし,どのような患者にどの治療が適切であるのか,今後,見極める必要がある.

参考文献

1)Ito H, et al:Direct comparison of two different mesalamine formulations for the induction of remission in patients with ulcerative colitis;A double-blind, randomized study. Inflamm Bowel Dis 16:1567-1574, 2010
2)仲瀬裕志,他:免疫調節薬―タクロリムス,シクロスポリン,日比紀文(編):炎症性腸疾患病因解明と診断・治療の最新知見―炎症性腸疾患の内科的治療,pp 324-328,日本臨牀社,2012
3)Lissner D, et al:Ulcerative colitis;Current and future treatment strategies. Dig Dis 31:91-94, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら