文献詳細
文献概要
特集 消化器薬―新時代の治療指針 消化管疾患
Crohn病
著者: 小林清典1 横山薫1 小泉和三郎1
所属機関: 1北里大学東病院消化器内科
ページ範囲:P.50 - P.53
文献購入ページに移動◎Crohn病の薬物療法には,5-ASA製剤,ステロイド,抗TNF-α抗体製剤,免疫調節薬などを用いる.
◎5-ASA製剤は,寛解導入および寛解維持ともに有効性は確立していないが,安全性が高いため第一選択薬として用いる.
◎ステロイドは寛解導入に有効であるが,寛解維持効果はなく,副作用の面でも長期使用は避ける.
◎抗TNF-α抗体製剤は,寛解導入および寛解維持に有効であるが,効果減弱や副作用に注意が必要である.
◎免疫調節薬であるチオプリン製剤は,寛解維持に有効でステロイドの減量効果もある.
参考文献
掲載誌情報