icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina51巻1号

2014年01月発行

特集 消化器薬―新時代の治療指針

肝胆膵疾患

門脈圧亢進症

著者: 赤星朋比古1 橋爪誠1

所属機関: 1九州大学大学院先端医療医学

ページ範囲:P.82 - P.86

文献概要

ポイント

◎門脈圧亢進症領域では,①食道静脈瘤をはじめとする消化管静脈瘤の出血予防,②腹水治療,③肝性脳症に対して薬物治療が行われている.

◎消化管静脈瘤出血に対する薬物療法では,門脈圧を低下させる薬剤を用いて食道静脈瘤出血の止血,あるいは食道静脈瘤破裂の予防を図る.

◎腹水に対しては,門脈圧を低下させる薬剤に加えて,利尿薬がある.

◎肝性脳症に対しては,下剤,抗菌薬,ラクツロースが従来より用いられている.

参考文献

1)日本門脈圧亢進症学会(編):門脈圧亢進症取り扱い規約第3版,金原出版,2013
2)Chung RT, Podlsky DK:Cirrhosis and its complications. Harrison's Principles of Internal Medicine, 16th ed, pp1858-1869, McGraw-Hill, New York, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら