文献詳細
特集 消化器薬―新時代の治療指針
肝胆膵疾患
文献概要
ポイント
◎門脈圧亢進症領域では,①食道静脈瘤をはじめとする消化管静脈瘤の出血予防,②腹水治療,③肝性脳症に対して薬物治療が行われている.
◎消化管静脈瘤出血に対する薬物療法では,門脈圧を低下させる薬剤を用いて食道静脈瘤出血の止血,あるいは食道静脈瘤破裂の予防を図る.
◎腹水に対しては,門脈圧を低下させる薬剤に加えて,利尿薬がある.
◎肝性脳症に対しては,下剤,抗菌薬,ラクツロースが従来より用いられている.
◎門脈圧亢進症領域では,①食道静脈瘤をはじめとする消化管静脈瘤の出血予防,②腹水治療,③肝性脳症に対して薬物治療が行われている.
◎消化管静脈瘤出血に対する薬物療法では,門脈圧を低下させる薬剤を用いて食道静脈瘤出血の止血,あるいは食道静脈瘤破裂の予防を図る.
◎腹水に対しては,門脈圧を低下させる薬剤に加えて,利尿薬がある.
◎肝性脳症に対しては,下剤,抗菌薬,ラクツロースが従来より用いられている.
参考文献
1)日本門脈圧亢進症学会(編):門脈圧亢進症取り扱い規約第3版,金原出版,2013
2)Chung RT, Podlsky DK:Cirrhosis and its complications. Harrison's Principles of Internal Medicine, 16th ed, pp1858-1869, McGraw-Hill, New York, 2005
掲載誌情報