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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻1号

2014年01月発行

文献概要

特集 消化器薬―新時代の治療指針 肝胆膵疾患

アルコール性肝障害・アルコール依存症

著者: 堀江義則12

所属機関: 1国際医療福祉大学臨床医学研究センター 2山王病院内科

ページ範囲:P.92 - P.95

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ポイント

◎治療の基本は禁酒であり,そのほかの治療法は補助的である.

◎アルコール性脂肪肝など初期の段階では,生活習慣病の予防と合わせた生活指導,節酒・断酒指導が重要である.

◎重症アルコール性肝炎では,早期からの薬物治療開始が重要である.消化管出血の予防など,合併症に配慮した治療も必要である.

◎重症アルコール性肝炎やアルコール性肝硬変に伴う肝不全では,腹水や肝性脳症の治療を行う.

◎抗酒薬や断酒補助薬は,断酒の意思がある患者に対し,心理社会的治療と併用しなければならない.

参考文献

1)堀江義則,他:消化器疾患診療のすべて―アルコール性肝障害.日本医師会雑誌141特別号(2):S268-S270, 2012
2)アルコール医学生物学研究会(編):アルコール性肝障害診断基準2011度版,2012
3)堀江義則,他:アルコール性肝炎重症度スコア(Japan Alcoholic Hepatitis Score)の有用性の検証と治療方針の考察,アルコールと医学生物学,東洋書店,p32,印刷中
4)堀江義則,他:生活習慣病と肝胆膵疾患―アルコール性肝硬変,肝細胞癌における栄養障害の影響とその予防のための栄養学的なアプローチの提案.消化器内科56:132-140, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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