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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻1号

2014年01月発行

文献概要

特集 消化器薬―新時代の治療指針 トピックス

大腸内視鏡前処置薬の進化

著者: 上野文昭1

所属機関: 1大船中央病院

ページ範囲:P.136 - P.138

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ポイント

◎大腸内視鏡前処置では,効果だけでなく,簡便性,受容性,安全性などを考慮する.

◎等張のポリエチレングリコール電解質液(PEG-ELS)を用いた腸管洗浄法が,今日までの大腸内視鏡前処置の主流である.

◎アスコルビン酸添加高張PEG-ELSは,より少量で良好な洗浄効果が得られるため,受容性の向上と前処置時間の短縮が期待できる.

◎良い前処置のためには,患者が大腸内視鏡の意義を理解し,積極的な姿勢で臨むことが最も重要である.

参考文献

1)Davis GR, et al:Development of a lavage solution associated with minimal water and electrolyte absorption or secretion. Gastroenterology 78:991-995, 1980
2)上野文昭,他:特殊組成電解質液服用による大腸内視鏡検査前処置法.Gastroenterol Endosc 29:509-515, 1987
3)Ell C, et al:Randomized trial of low-volume PEG solution versus standard PEG+electrolytes for bowel cleansing before colonoscopy. Am J Gastroenterol 103:883-893, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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