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特集 消化器薬―新時代の治療指針 トピックス
―32年ぶりに開発された新しい下剤―選択的クロライドチャネル賦活薬(ルビプロストン)
著者: 本郷道夫1 松尾英史2
所属機関: 1公立黒川病院 2公立黒川病院内科
ページ範囲:P.140 - P.143
文献購入ページに移動◎便秘は,排便回数および便形状の変化が主要な指標であるが,随伴する自覚症状も重要な評価指標となる.
◎緩下剤の作用機序は,便中水分の保持,排便推進力の増強,潤滑作用,などの要素から成る.
◎ルビプロストンは慢性便秘に対して,用量反応性に多くの指標で改善効果を示す.
◎ルビプロストンの作用機序は,小腸粘膜のchloride channel 2(ClC2)の活性化による管腔内へのCl-の分泌と続発するNa+と水の分泌が中心である.
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