icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina51巻10号

2014年10月発行

文献概要

特集 すぐ役に立つ—呼吸器薬の標準的使い方 呼吸器感染症 【肺炎】

院内肺炎—ニューモシスチス肺炎,サイトメガロウイルス肺炎を中心に

著者: 森岡慎一郎1 倉井華子1 大曲貴夫2

所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター感染症内科 2国立国際医療研究センター国際感染症センター

ページ範囲:P.1866 - P.1868

文献購入ページに移動
ポイント

◎ニューモシスチス肺炎やサイトメガロウイルス肺炎の診療では,診断の確実性,緊急性,重症度を加味し,治療適応を判断することが大切である.

◎ニューモシスチス肺炎の薬物治療はST合剤が第一選択薬であり,呼吸状態によりステロイドの併用が望ましい.

◎サイトメガロウイルス肺炎の薬物治療はガンシクロビルが第一選択薬であるが,合併症や患者の状態によりホスカルネットを代替薬として用いることがある.

参考文献

pneumonia, 1985 to 1995;Comparison of HIV-associated cases to other immunocompromised states. Chest 118:704-711, 2000
2)Sepkowitz KA:Opportunistic infections in patients with and patients without Acquired Immunodeficiency Syndrome. Clin Infect Dis 34:1098-1107, 2002
Pneumonia. Infect Dis Clin North Am 24:107-138, 2010
pneumonia and the acquired immunodeficiency syndrome(AIDS).Ann Intern Med 113:14-20, 1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?