文献詳細
特集 すぐ役に立つ—呼吸器薬の標準的使い方
間質性肺疾患
文献概要
ポイント
◎膠原病肺ではステロイドや免疫抑制薬の決まった使用方法はなく,症状や検査結果,原疾患などを総合的に考えて治療方針が決定される.
◎膠原病肺が疑われた時は薬剤性間質性肺炎や日和見感染症との鑑別が重要となる.
◎強皮症に伴う間質性肺炎では,中等量〜高用量のステロイドの投与により強皮症腎クリーゼのリスクが上昇すると考えられており,ほかの膠原病肺とはステロイドの投与量と投与中のリスクが異なるため注意が必要である.
◎膠原病肺ではステロイドや免疫抑制薬の決まった使用方法はなく,症状や検査結果,原疾患などを総合的に考えて治療方針が決定される.
◎膠原病肺が疑われた時は薬剤性間質性肺炎や日和見感染症との鑑別が重要となる.
◎強皮症に伴う間質性肺炎では,中等量〜高用量のステロイドの投与により強皮症腎クリーゼのリスクが上昇すると考えられており,ほかの膠原病肺とはステロイドの投与量と投与中のリスクが異なるため注意が必要である.
参考文献
1)Vij R, Strek ME:Diagnosis and Treatment of Connective Tissue Disease-Associated Interstitial Lung Disease. Chest 143:814-824, 2013
2)Antoniou KM, et al:Pivotal clinical dilemmas in collagen vascular diseases associated with interstitial lung involvement. Eur Respir J 33:882-896, 2009
3)Castelino FV, Varga J:Interstitial lung disease in connective tissue diseases;Evolving concepts of pathogenesis and management. Arthritis Res Ther 12:213, 2010
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