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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻10号

2014年10月発行

文献概要

特集 すぐ役に立つ—呼吸器薬の標準的使い方 間質性肺疾患

膠原病肺

著者: 土師陽一郎1 岸本暢将2

所属機関: 1大同病院膠原病・リウマチ科 2聖路加国際病院アレルギー膠原病科

ページ範囲:P.1904 - P.1907

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ポイント

◎膠原病肺ではステロイドや免疫抑制薬の決まった使用方法はなく,症状や検査結果,原疾患などを総合的に考えて治療方針が決定される.

◎膠原病肺が疑われた時は薬剤性間質性肺炎や日和見感染症との鑑別が重要となる.

◎強皮症に伴う間質性肺炎では,中等量〜高用量のステロイドの投与により強皮症腎クリーゼのリスクが上昇すると考えられており,ほかの膠原病肺とはステロイドの投与量と投与中のリスクが異なるため注意が必要である.

参考文献

1)Vij R, Strek ME:Diagnosis and Treatment of Connective Tissue Disease-Associated Interstitial Lung Disease. Chest 143:814-824, 2013
2)Antoniou KM, et al:Pivotal clinical dilemmas in collagen vascular diseases associated with interstitial lung involvement. Eur Respir J 33:882-896, 2009
3)Castelino FV, Varga J:Interstitial lung disease in connective tissue diseases;Evolving concepts of pathogenesis and management. Arthritis Res Ther 12:213, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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