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特集 すぐ役に立つ—呼吸器薬の標準的使い方 間質性肺疾患
過敏性肺炎
著者: 宮崎泰成1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部呼吸器内科
ページ範囲:P.1908 - P.1912
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◎過敏性肺炎は,特定の抗原(鳥由来の蛋白と真菌が重要)の吸入により免疫反応を起こし発症する間質性肺炎である.
◎急性と慢性があり,急性の7〜8割は真菌が原因の夏型過敏性肺炎である.慢性では鳥関連過敏性肺炎が多い.
◎患者の環境の情報収集が診断に重要である.
◎治療の基本は,抗原の排除である.薬物療法としてはステロイド薬を中心に行い,免疫抑制薬を補助的に使用する.
◎過敏性肺炎は,特定の抗原(鳥由来の蛋白と真菌が重要)の吸入により免疫反応を起こし発症する間質性肺炎である.
◎急性と慢性があり,急性の7〜8割は真菌が原因の夏型過敏性肺炎である.慢性では鳥関連過敏性肺炎が多い.
◎患者の環境の情報収集が診断に重要である.
◎治療の基本は,抗原の排除である.薬物療法としてはステロイド薬を中心に行い,免疫抑制薬を補助的に使用する.
参考文献
1)宮崎泰成,他:アレルギー性呼吸器疾患—過敏性肺炎(急性/慢性);慢性過敏性肺炎.アレルギー・免疫16:1330-1341, 2009
2)宮崎泰成,他:間質性肺炎と臨床検査—過敏性肺炎の免疫学的所見.臨床検査56:990-996, 2012
3)宮崎泰成,他:過敏性肺炎の病態と治療.呼吸31:101-115, 2012
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