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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻10号

2014年10月発行

文献概要

連載 魁!! 診断塾・7

迷った時は己の足で稼げ!の巻

著者: 佐田竜一1 綿貫聡2 志水太郎3 石金正裕4 忽那賢志5

所属機関: 1亀田メディカルセンター 総合内科 2東京都立多摩総合医療センター リウマチ膠原病科 3ハワイ大学 内科 4国立感染症研究所感染症疫学センター FETP-J 5国立国際医療研究センター 国際感染症センター

ページ範囲:P.1947 - P.1952

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64歳日本人男性が,発熱と腹痛・下痢を主訴に救急外来を受診した.来院5日前に38.5℃の発熱,間欠的な腹痛,下痢を認め,市販薬を内服した.来院4日前に近医を受診し,感冒と診断されクラリスロマイシンを処方された.その後,下痢は改善傾向であったが,心窩部痛と右下腹部痛を認め,発熱も悪寒を伴うようになり,改善しないために救急外来を独歩で受診した.

参考文献

1)志水太郎:診断戦略─診断力向上のためのアートとサイエンス,pp 215-216,医学書院,2014
2)Martin RF, Rossi RL:The acute abdomen;An overview and algorithms. Surg Clin North Am 77:1227-1243, 1997
3)青木 眞:レジデントのための感染症診療マニュアル(第2版),医学書院,2008
4)Plemmons RM, et al:Septic thrombophlebitis of the portal vein(pylephlebitis);Diagnosis and management in the modern era. Clin Infect Dis 21:1114-1120, 1995
5)Baril N, et al:The role of anticoagulation in pylephlebitis. Am J Surg 172:449-452, 1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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