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増刊号 CT・MRI—“戦略的”活用ガイド 特殊検査とオーダーのポイント
CT colonography
著者: 森本毅1 中島康雄1 力石耕介2
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学放射線医学講座 2聖マリアンナ医科大学病院画像センター
ページ範囲:P.252 - P.263
文献購入ページに移動従来の消化管画像診断はバリウムを用いた注腸X線検査や大腸内視鏡検査が中心であり,本邦では優れた消化管診断法が築かれてきた.CTを用いた大腸診断は1994年にViningによって最初に報告されており,さまざまなCT画像を用いた大腸診断をCT colonography(CTC)と総称している.1990年代後半におけるマルチスライスCTの登場により,空間分解能に優れた再構成画像を短時間で得ることが可能となった.CT装置だけでなくワークステーションの進歩も相まって,CTによる三次元診断は臨床現場で広く用いられるようになり,大腸を含めた消化管診断の場でも応用されることとなった.
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