文献詳細
文献概要
増刊号 CT・MRI—“戦略的”活用ガイド 特殊検査とオーダーのポイント
CTガイド下生検(腹部・骨軟部組織)
著者: 佐々木弘喜1
所属機関: 1東京警察病院放射線科
ページ範囲:P.270 - P.276
文献購入ページに移動 CTガイド下生検は1976年にHaagaら1)により初めて報告され,その後広く普及している.X線CT画像をガイドとして,適宜CT撮影を繰り返しながら,病変に対して経皮的に生検針を刺入,生検を施行する方法である.X線透視や超音波に比べ,ガイド画像の即時性は劣るものの,ガイド画像の客観性や深部病変の描出能はこれらよりも優れている.以下,筆者の経験に基づき肺以外を対象とするCTガイド下生検につき解説する.
参考文献
1)Haaga JR, Alfidi RJ:Precise biopsy localization by computer tomography. Radiology 118:603-607, 1976
2)左野 明:経皮的生検および穿刺.打田日出夫,山田龍作(監):IVRマニュアル,pp 224-228,医学書院,2002
3)壷井匡浩:CTガイド下生検.山田章吾,高橋昭喜(監),石橋忠司(編):改訂版IVR手技,合併症とその対策,pp 385-391,メジカルビュー社,2005
掲載誌情報