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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻11号

2014年11月発行

文献概要

増刊号 CT・MRI—“戦略的”活用ガイド 状況別,CT・MRI利用のコツ

検診

著者: 吉川健啓1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院コンピュータ画像診断学/予防医学講座

ページ範囲:P.292 - P.297

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検診総論

「検診」と「健診」

 「検診」と「健診」は意味が近く,混同しやすい言葉である.割り切っていうと,「検診」は病気がないか調べること,「健診」は健康であることを示すことである.病気があることと健康であることは表裏なので,当然,意味のオーバーラップがある.特定の疾患,特にがんなどを念頭に置いて検査を行う場合は「検診」が使われる.学校や職場,地方公共団体で行われる法律に基づいたものは「健診」と呼ばれる.全身の多数の疾患を対象として多数の検査をまとめて行う,いわゆる「人間ドック」は,「検診」「健診」のどちらも用いられるが「検診」と称していることが多い.

参考文献

1)日本CT検診学会ガイドライン委員会:日本における低線量CTによる肺がん検診の考え方,2013
2)日本核医学会,日本核医学会PET核医学分科会(編):FDG-PETがん検診ガイドライン(2012改訂版),2012
3)日本脳ドック学会脳ドックの新ガイドライン作成委員会(編):脳ドックのガイドライン2014(改訂・第4版),2014
4)日本乳癌検診学会乳癌MRI検診検討委員会:乳がん発症ハイリスクグループに対する乳房MRIスクリーニングに関するガイドライン,ver.1.0, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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