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増刊号 CT・MRI—“戦略的”活用ガイド 付録 画像診断レポート用語図説
椎体
著者: 花岡昇平1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院放射線科診療部門
ページ範囲:P.408 - P.415
文献購入ページに移動Luschka関節(図1)
頸椎C2〜C7間にのみ左右対になって存在する関節である.椎体の後外側が上下椎体間で関節を形成する.このLuschka関節には骨棘が生じやすい.このため,外側陥凹狭窄,椎間孔狭窄をきたして神経根を圧迫する.椎間板突出・膨隆,椎間関節の骨棘などとともに,変形性頸椎症における主な病理的変化をなす.
頸椎C2〜C7間にのみ左右対になって存在する関節である.椎体の後外側が上下椎体間で関節を形成する.このLuschka関節には骨棘が生じやすい.このため,外側陥凹狭窄,椎間孔狭窄をきたして神経根を圧迫する.椎間板突出・膨隆,椎間関節の骨棘などとともに,変形性頸椎症における主な病理的変化をなす.
参考文献
1)上谷雅孝:骨軟部疾患の画像診断(画像診断別冊KEY BOOKシリーズ),学研メディカル秀潤社,2010
2)柳下 章:エキスパートのための脊椎脊髄疾患のMRI,第2版,三輪書店,2010
3)Ford LT, et al:Analysis of gas in vacuum lumbar disc. Am J Roentgenol 128:1056-1057, 1977
4)Carrino JA, et al:Effect of spinal segment variants on numbering vertebral levels at lumbar MR imaging. Radiology 259:196-202, 2011
5)Loeys BL, et al:The revised Ghent nosology for the Marfan syndrome. J Med Genet 47:476-485, 2010
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