文献詳細
増刊号 CT・MRI—“戦略的”活用ガイド
付録 画像診断レポート用語図説
文献概要
骨膜反応(図1)
外傷・炎症・腫瘍などの刺激を契機として起きる骨膜の骨形成反応と定義されている.本来単純X線写真での用語であるが,CT・MRIでも反応性らしき骨皮質の肥厚があれば骨膜反応と表現することは多い.さまざまな原因で生じる非特異的反応だが,特徴的な形態を呈し診断の決め手となる骨膜反応もある.骨膜反応の微細な様相は空間解像度に勝る単純撮影でしか観察できないため,この領域では単純撮影が現在でも重要なモダリティである.
外傷・炎症・腫瘍などの刺激を契機として起きる骨膜の骨形成反応と定義されている.本来単純X線写真での用語であるが,CT・MRIでも反応性らしき骨皮質の肥厚があれば骨膜反応と表現することは多い.さまざまな原因で生じる非特異的反応だが,特徴的な形態を呈し診断の決め手となる骨膜反応もある.骨膜反応の微細な様相は空間解像度に勝る単純撮影でしか観察できないため,この領域では単純撮影が現在でも重要なモダリティである.
参考文献
1)上谷雅孝(編):骨軟部疾患の画像診断(画像診断別冊KEY BOOKシリーズ),第2版,学研メディカル秀潤社,2010
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