文献詳細
増刊号 CT・MRI—“戦略的”活用ガイド
造影剤・プロトコル
文献概要
ポイント
●撮像プロトコルは依頼内容に基づいて決定されるため,重要な臨床情報を過不足なく記載することが望ましい.
●dynamic studyなど,撮像プロトコルによっては複数の目的の検査を同時に施行することが困難な場合がある.
●ステロイド前投薬は軽症の副作用の発現率を低下させるが,重篤な副作用の発現率を低下させるエビデンスはない1).
●ヨード造影剤は機械を用いて急速注入するため,病棟のルートやCVルートは基本的に使えない.
●心機能や体格などの違いにより,同一プロトコルで撮像しても画像には個人差が出る.
●撮像プロトコルは依頼内容に基づいて決定されるため,重要な臨床情報を過不足なく記載することが望ましい.
●dynamic studyなど,撮像プロトコルによっては複数の目的の検査を同時に施行することが困難な場合がある.
●ステロイド前投薬は軽症の副作用の発現率を低下させるが,重篤な副作用の発現率を低下させるエビデンスはない1).
●ヨード造影剤は機械を用いて急速注入するため,病棟のルートやCVルートは基本的に使えない.
●心機能や体格などの違いにより,同一プロトコルで撮像しても画像には個人差が出る.
参考文献
1)林 宏光,他(編):ちょっと役立つ造影検査に関する話題─CT編.Contrast Media in Practice(ver. 2.0),バイエル薬品株式会社,2013
2)日本腎臓学会,他(編):腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン2012,東京医学社,2012
3)桑鶴良平,他(編):ちょっと役立つ造影検査に関する話題─MRI編.Contrast Media in Practice(ver. 1.0),バイエル薬品株式会社,2012
掲載誌情報