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特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療
扉
著者: 金城光代1
所属機関: 1沖縄県立中部病院総合内科
ページ範囲:P.2007 - P.2007
文献購入ページに移動 研修医時代を振り返ってみると,自分自身で膠原病の疾患イメージがなかなか作れずに困った思い出がある.膠原病の面白さと難しさは,どんなところにあるのだろう.高血圧や糖尿病などに比べると疾患頻度が少なく,多彩な症状の組み合わせを呈することが,初期研修医にとっては難しいという印象をもたせるのだろう.逆に後期研修医レベルになると,症状の多様さと診断・治療のチャレンジを楽しいと感じる方も多いかもしれない.症状に合わせた身体所見の取り方,検査項目の解釈,免疫学に裏打ちされたさまざまな新しい治療など,習得すべき項目も多い.
繰り返しコモンな疾患を経験すると,再び同じ疾患に出会っても診断に迷うことは少ない.例えば,咳・痰・発熱があれば肺炎,といったように症状からすぐ疾患を思い浮かべることができる.疾患頻度が少ない場合は,関節炎のパターンや特徴的な皮膚所見を知っていることが,鑑別疾患を想定する助けとなる.そしてもう1つは,学生時代に勉強したような各疾患の理解である.膠原病では,この2つの軸を組み合わせて勉強していくことになる.
繰り返しコモンな疾患を経験すると,再び同じ疾患に出会っても診断に迷うことは少ない.例えば,咳・痰・発熱があれば肺炎,といったように症状からすぐ疾患を思い浮かべることができる.疾患頻度が少ない場合は,関節炎のパターンや特徴的な皮膚所見を知っていることが,鑑別疾患を想定する助けとなる.そしてもう1つは,学生時代に勉強したような各疾患の理解である.膠原病では,この2つの軸を組み合わせて勉強していくことになる.
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