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文献詳細

雑誌文献

medicina51巻12号

2014年11月発行

特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療

関節リウマチの診断・治療

単純X線の評価—鑑別のための手単純X線読影

著者: 上地英司1

所属機関: 1豊見城中央病院腎臓・リウマチ・膠原病内科

ページ範囲:P.2060 - P.2066

文献概要

ポイント

◎関節リウマチをはじめとした関節炎をきたす疾患の鑑別において,単純X線検査を施行する時は,基本的には手,足,罹患関節を両側かつ2方向(手の場合は正・斜)撮影と胸部X線を依頼する.

◎手単純X線の読影手順は,まず系統的な読影を行い所見を拾い上げ,次に鑑別疾患に特徴的な画像所見を確認する.

◎鑑別診断においては,特に骨びらんのパターンや罹患関節の分布が大きな参考になり,それぞれの疾患の特徴を意識して読影する.

参考文献

1)Brower AC, Flemming DJ:Arthritis in Black & White(3th ed), Elsevier Saunders, 2012
2)Ostergaard M, et al:Imaging Modalities in Rheumatic Diseases. Firestein GS(ed):Kelley's Textbook of Rheumatology(9th ed), pp 830-869, Elsevier Saunders, 2012
3)Miller TT, Schweitzer ME:Diagnostic Musculoskeletal Imaging, McGrawHill, 2004
4)山本万希子:手単純X線写真のみかたASBCD. medicina 48:170-175, 2011
5)杉本英治:関節炎のX線診断講義,カイ書林,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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