文献詳細
特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療
関節リウマチの診断・治療
文献概要
ポイント
◎腎機能低下がある場合,メトトレキサート(MTX)は減量(葉酸併用下)・中止を考慮し,生物学的製剤も視野に入れつつ,他の治療薬を考慮する.
◎B型肝炎ウイルスキャリアあるいはB型肝炎ウイルス既感染者に免疫抑制療法を行う際は『免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン』を参考にし,肝臓専門医にコンサルトする.
◎活動性高齢関節リウマチに対して,合併症と感染症リスクを評価したうえで,若年者同様のMTXと生物学的製剤を中心とする治療戦略が可能である.
◎妊娠中・授乳中の薬剤使用について悩む場合には,妊娠と薬情報センター(http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html)に相談する.
◎腎機能低下がある場合,メトトレキサート(MTX)は減量(葉酸併用下)・中止を考慮し,生物学的製剤も視野に入れつつ,他の治療薬を考慮する.
◎B型肝炎ウイルスキャリアあるいはB型肝炎ウイルス既感染者に免疫抑制療法を行う際は『免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン』を参考にし,肝臓専門医にコンサルトする.
◎活動性高齢関節リウマチに対して,合併症と感染症リスクを評価したうえで,若年者同様のMTXと生物学的製剤を中心とする治療戦略が可能である.
◎妊娠中・授乳中の薬剤使用について悩む場合には,妊娠と薬情報センター(http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html)に相談する.
参考文献
1)日本腎臓病薬物療法学会:腎機能低下時の主な薬剤投与量一覧改訂37版(2014年2月28日),2014 http://jsnp.kenkyuukai.jp/images/sys/information/20140408235329-AE791D6696DA986E554DBFF97DD91687B61C00ACA99BDE895CF2B7B52237FF28.pdf(2014年6月閲覧)
2)日本肝臓学会肝炎診療ガイドライン作成委員会(編):B型肝炎治療ガイドライン(第2版),2014 http://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidelines/hepatitis_b(2014年9月閲覧)
3)日高利彦:高齢者に対する生物学的製剤の使用.Monthly Book Orthopaedics 24:65-72, 2011
4)大西佐知子,他:高齢発症関節リウマチの治療.日臨免疫会誌33:1-7, 2010
5)村島温子:妊婦の場合.竹内 勤(編):関節リウマチ治療実践バイブル,pp185-187,南江堂,2013
6)杉山隆夫:RA合併妊娠.リウマチ科51:302-307, 2014
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