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特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療 リウマチ,膠原病と鑑別すべき疾患
ウイルス性関節炎
著者: 押川英仁1 松井和生1
所属機関: 1亀田総合病院リウマチ膠原病内科
ページ範囲:P.2102 - P.2107
文献購入ページに移動◎ウイルスによる関節炎の多くは急性の対称性多関節炎であるため,早期の関節リウマチとの鑑別が必要となる.
◎急性多関節炎の原因として遭遇する頻度の高いウイルス(B型肝炎ウイルス,パルボウイルスB19,風疹ウイルスなど)について特徴を知っておくことが重要である.
◎熱帯〜亜熱帯地方に最近滞在していた場合にはデング熱やチクングニヤ熱の可能性も考える.
◎リウマチ因子や抗核抗体などの自己抗体もウイルス感染によってしばしば偽陽性となることに留意する.
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