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特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療 膠原病の診断・治療
全身性強皮症
著者: 井畑淳1
所属機関: 1横浜南共済病院リウマチ感染症内科
ページ範囲:P.2157 - P.2164
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◎全身性強皮症(SSc)においては早期診断の重要性が注目されており,新しい分類基準および超早期・早期SScを対象としたデータベースが欧米では構築されている.
◎自己抗体によって肺高血圧症などの臨床症状の出現頻度は異なる.
◎近年,SScに伴う肺高血圧症のスクリーニング法として新たなアルゴリズムが作成された.
◎SScの治療においては発病早期からの免疫抑制療法が評価されており,現在は生物学的製剤の有用性も検討されている.
◎全身性強皮症(SSc)においては早期診断の重要性が注目されており,新しい分類基準および超早期・早期SScを対象としたデータベースが欧米では構築されている.
◎自己抗体によって肺高血圧症などの臨床症状の出現頻度は異なる.
◎近年,SScに伴う肺高血圧症のスクリーニング法として新たなアルゴリズムが作成された.
◎SScの治療においては発病早期からの免疫抑制療法が評価されており,現在は生物学的製剤の有用性も検討されている.
参考文献
1)Van den Hoogen, et al:2013 Classification Criteria for Systemic Sclerosis An American College of Rheumatology/European League Against Rheumatism Collaborative Initiative. Arthritis Rheum 65:2737-2747, 2013
2)Varga J, Hinchcliff M:Systemic sclerosis;Beyond limited and diffuse subsets? Nat Rev Rheumatol 10:200-202, 2014
3)Coghlan JG, et al:Evidnece-based detection of pulmonary arterial hypertension in systemic sclerosis;the DETECT study. Ann Rheu Dis 73:1340-1349, 2014
4)Denton CP, Ong VH:Targeted therapies for systemic sclerosis. Nat Rev Rheumatol 9:451-464, 2013
5)厚生労働省強皮症調査研究班(編):全身性強皮症リハビリテーションプログラム(訂正版Ver.2),2013 http://derma.w3.kanazawa-u.ac.jp/SSc/pamphret/pdf/rehabilitation2.pdf
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