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特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療 膠原病の診断・治療
ANCA関連血管炎
著者: 赤井靖宏1
所属機関: 1奈良県立医科大学臨床研修センター
ページ範囲:P.2165 - P.2173
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◎ANCA関連血管炎(AAV)の症状は多彩であり,頻度の高い症状を知る必要がある.
◎AAVにおいては組織学的病変を確認することを常に考慮する.
◎AAVを診断する際には,感染症,悪性疾患や他の膠原病の除外が必須である.
◎急速進行性糸球体腎炎(RPGN)は早期診断が重要である.
◎AAVとRPGNを疑った場合には,速やかに専門施設に紹介することが重要である.
◎ANCA関連血管炎(AAV)の症状は多彩であり,頻度の高い症状を知る必要がある.
◎AAVにおいては組織学的病変を確認することを常に考慮する.
◎AAVを診断する際には,感染症,悪性疾患や他の膠原病の除外が必須である.
◎急速進行性糸球体腎炎(RPGN)は早期診断が重要である.
◎AAVとRPGNを疑った場合には,速やかに専門施設に紹介することが重要である.
参考文献
1)Hellmich B, et al:EULAR recommendation for conducting clinical studies and/or clinical trials in systemic vasculitis;Focus on anti-neutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitis. Ann Rheum Dis 66:605-617, 2007
2)厚生労働省特定疾患進行性腎障害に関する調査研究班:急速進行性腎炎症候群の診療指針 第2版.日腎会誌53:509-555, 2011
3)尾崎承一,他(編):ANCA関連血管炎の診療ガイドライン,厚生労働省 難治性疾患克服研究事業,2011
4)Walsh M, et al:Effects of duration of glucocorticoid therapy on relapse rate in anti-neutrophil cytoplasm antibody associated vasculitis;A meta-analysis. Arthritis Care Res 62:1166-1173, 2010
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